カウンセリングルーム クローバー
代表プロフィール
当カウンセリングルーム 代表:西村 明倫
◆生年月日1957年7月16日
◆出身地
鳥取県
◆資格
一般社団法人 日本TFT協会診断レベルセラピスト
公益社団法人 日本心理学会認定心理士
ハートマス呼吸法(HRV)トレーニングコーチ
メンタル心理カウンセラー
◆主な学歴・経歴等
1981.3月 鳥取大学教育学部卒業
1999.3月 兵庫教育大学大学院卒業
「就学校指定の弾力化に関する実証的研究」
2016.3月 平成27年度鳥取市教育論文優秀賞受賞
「学校に求められる教育にプラス効果を与える学校要因・家庭要因に関する
実証的研究」 2017.3月 鳥取県公立小学校教頭を早期退職
2017.4月 TFTカウンセリングルーム クローバー開設
2017.12月 HRV呼吸テクニックコーチ(レベル1)資格取得
2018.4月 不登校対策の講演会・セミナーをはじめました。
◆趣味・社会活動など
ママチャリ・サイクリング(カロリー消費がよく、健康的です。)
家庭菜園、ガーデニング、スイミング
読書(心理学、歴史、中国古典、「カラスの心」「ハッブル宇宙望遠鏡時空の旅」等の雑学書)
メダカの飼育(6匹のメダカが100匹以上に育ちました。)
猫と犬が大好きです。
地域の公園の環境整備
「鳥取タンポポの会」(鳥取市不登校親の会)アドバイザー
好きな食べ物は、子どもっぽいようですが、・・・
カレーとトンカツ、スパゲティーミートソースです。
◆メセージ
~不登校は、なぜ減らない!~
自分自身の不安や悩み、人間関係上のストレス、学業不振、家庭環境の変化等、様々な事情で学校に登校していない、あるいは登校できない不登校の子どもたちは、現在、全国に約12万人もいると推定されています。(小学生は約2万4千人、中学生は約9万4千人)また、不登校からひきこもりになり、家族や社会とのかかわりをもたない子どもたちも年々、増加傾向にあります。
教育行政サイド・学校サイドから、不登校解決に向けていろいろな方策が講じられてきました。しかし、不登校の子どもたちは一向に減りません。なぜなのでしょう。
~子どもたちの心をサポートする環境は、十分とは言えない~
不登校の解決に向けた歩みを着実に進めていくためには、一人一人の不登校の子どもたちの気持ちに寄り添いながら不安や悩みの解消に努めていくとともに、自己肯定感を高め自信を取り戻していく心のサポートを積み上げていく必要があります。
しかし、不登校の子どもたちが減らないのは、不登校の子どもたちや、その家族をサポートするカウンセリング環境が十分整っていないことが、その一要因としてあげられます。例えば、専門的なカウンセリングを行っている機関やカウンセリングルームがきわめて少なかったり、カウンセリングを受けるまでの期間が長かったりします。
少し厳しい見方をするならば、講じられた方策が功を奏していないということも言えると思います。
~家庭生活に満足していない子どもの多くは、学校が楽しくないと答えている!~
わたしは、平成27年度、児童アンケートをもとにした統計的分析を行い「学校に求められる教育にプラス効果を与える学校要因・家庭要因に関する実証的研究」という論文をまとめました。
この調査研究で、教育効果を高める学校要因や家庭要因をいくつか抽出することができましたが、不登校解決につながる、着目すべき結果も得ることがてきました。
それは、「家庭生活に満足をしていない子どもは、有意に(統計的に)学校が楽しくない」と回答しているという事実です。つまり、学校生活とは直接的に関わりがないように思われる家庭生活の満足度が学校生活の楽しさに影響を与えているのです。そうです。不登校解決につながる鍵は、家庭生活の中にも隠されていることが分かったのです。
~不登校解決のベースとなるものは、やはり保護者と家庭!~
不登校の子どもたちの心の支えになる大事な存在となるのは、やはり保護者であり、家庭です。「自分を変えていきたい」「自分を高めていきたい」というポジティブな気持ちを後押ししていくのも保護者や家族の大切な役目です。
一見して、保護者と心的距離を置いているような言動や態度が子どもたちにあったとしても、子どもが一番頼りにしているのは、やはり保護者や家族なのです。
保護者や家族との心温まる愛着関係が、不登校解決のベースにあると言っても過言ではありませんし、わたしが進める不登校カウンセリング・セラピーでも、保護者と家庭をベースにしながら進めていきます。
~不登校カウンセリングを行っているカウンセリングルームは、ほとんどない!~
わたしは、不安、抑うつ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、依存的衝動を対象とするカウンセリングやTFTセラピーについて学んできました。ですから、一般の方々のカウンセリングやセラピーも対象にすることができます。
しかし、上述したように、一般の方々を対象としたカウンセリングルーム・心療内科があっても、不登校を専門とするカウンセリングルームは、全国的にもほとんどありません。これだけたくさんの不登校の子どもたちが、不安や悩みの中で生活しているのにです。
一人一人の子どもたちは、家族の宝物でもありますが、社会の宝物でもあります。大切に育てていきたいものです。また、豊かな人生を送っていくためにも、不登校を乗り越え、自分の将来の目標や夢や向かって、着実な歩みを進めていってほしいと思います。これが、わたしが不登校カウンセリング・不登校セラピーを始めた理由です。
~不登校解決に向けて!~
わたしが、不登校を専門にしたカウンセリングルームを始めることにした理由はもう一つあります。それは、私自身が、親として不登校を体験してきたことにあります。子どももつらかったと思いますが、わたしたち家族も同様につらい日々がありました。
ですから、親の立場や視点から子どもたちの不登校を見つめながら、コンフィデンス・アプローチを取り入れたり、今まで学んできたTFTセラピーをカウンセリングンの中に積極的に取り入れたりし、保護者の皆さんともに、ねばり強く不登校解決に取り組んでいきたいと考えています。
そして、一人でも多くの不登校の子どもたちが笑顔と自信を取り戻し、学校や社会の中で、自分の個性や力を発揮しながら、生き生きと歩んでいってくれることを願っています。